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吉田健一『本当のような話』(1994年、講談社文芸文庫)

はじめての吉田健一。茂の息子だということも初めて知った。気品薫る、シンプルに美しい小説である。すっごく読み辛いし、わけわからない代名詞を多用した文章もいくつもあるのだけれど、夢の中で螺旋階段をくるくると降りて行く感じが心地よかった。

三島由紀夫『サド侯爵夫人・わが友ヒットラー』(新潮文庫、1979年)

あまりにもイメージが鮮烈だったので、三島由紀夫を最後に読んだのが10年前だということにびっくりしてしまった。高校の課題図書で『金閣寺』を読んで、うわあ圧巻と思ったまま他の著書には手を出していなかったのだけれど、10年とは! そんなに経っていたな…

山尾悠子『角砂糖の日』(LIBRAIRIE6, 2016年)

2月も半ばながら今月はゴシック&オカルティック月間にしようと決めたので去年購入した山尾悠子の歌集を読むことに。山尾悠子はこれまで『ラピスラズリ』、『夢の遠近法』の二作を読了済み。

大岡信『自薦 大岡信詩集』(岩波文庫、2016年)

詩を読まない人でも名前だけは知っているであろう大御所大岡信の自薦詩集。これまでいくつかの詩と「折々のうた」などコンピレーション詩集は読んだことがあったけどまとめて読むのは初めて。

いとうかずこ著・金井久美子絵『ネコのしんのすけ』(人文書院、2002年)

「しんのすけが、あまりたびたびそこへ行くので、その場所は、いつのまにか、『しんのすけひろば』と、よばれるようになりました。なにしろ、しんのすけは、家にいないなと思うと、たいてい、ここにいましたから」(46頁) 「『しんのすけ、おまえが食べるもの…